2008年10月9日木曜日

グリスとグリスアップ

グリスの意図
1.摩擦係数を減らし、スムースに動作するようにすること
2・ギアの磨耗を抑えること

必ずしも両立しないし、適切な場所に適切なグリスを利用しないと逆効果になる場合もある。
グリスは多すぎても少なすぎてもいけない。

グリスの種類
セラミックグリス
1、2両方の目的を持つ。
TT01だとベベルギアとかデフギアの外側みたいな場所に使う。
ギアなどには使い古しの歯ブラシなどで塗ると、適量が塗れる模様。
また、平面の軸受けには綿棒などで塗るのがよい
つまり余り厚く塗る必要はない。

AWグリス(モリブデングリス)
主に2の目的に利用される。そのため非常に粘度が高く、高速回転する場所には不向き。
また金属と金属が触れ合うような場所に利用する。
圧力にもつよく、ボールデフのベアリング部などに利用する。
ボールデフのベアリングにはたっぷりとあったが、基本的に塗りすぎると重くなるので注意。

オイルスプレー
主に1の目的で利用される。
スパーギアのような樹脂製のギアに吹きかけて浸潤させれば、自己修復気味に長持ちするらしい。

(テフロン、フッ素樹脂スプレーなど)
主に1の目的で利用される。グリスとは別項目だが、高速回転する場所などにはこれが良いという
話も。

(接点グリス)
これは1,2どちらでもなく、電気的特性をもたせるためにカーボンを多く含んだグリスとなる。
電気回路の接点につけることにより接触面積を擬似的に大きくし電流の流れを良くする効果がある。
モーターとアンプの接続部などに塗れば、発熱を抑えたり燃費が良くなったりする。

ベルト車のセンタープーリーとかむき出しのギアにはグリスアップ厳禁
砂や小石をくっつけてギアに噛むので、逆効果になる可能性が高い。
また軸受けなどでも、下手にグリスをつけると細かい砂や金属粒がサンドペーパーのように削ってしまう
場合があるので、粘度の高いグリスは特に注意して利用する。

今までつけすぎてた感があるので今後は注意しよう(@@;

0 件のコメント: