ラジコンにおける最終ギア比とは、モーターX回転に対してタイヤが何回回るかというものになる。
シャフトドライブの場合、モータにつけるピニオンギアと噛み合うスーパーギアの歯数比率で調整することが出来る。
ギア比は、最終減速比を求めることによって定まるが、ラジコンにはスパーとピニオンのほかにも
ギアが使われているので、ソコでの減速比が最終減速比に影響を与えることになる。
その他の部分の減速比を2次減速比といい、これは一箇所づつシャフトドライブであれば
ベベルギアとリングギアの歯数から、ベルトドライブであればセンタープーリーとデフプーリーの歯数から
ギアの減速比計算をしてもとめるが、他の部分のギア比は基本的には変わらないので、シャーシごとにほぼ定数になる。
ここで、TT01の2次減速比を求めると2.6となり、標準のギアセットなら
最終減速比は 2.6x(61÷19)=8.34となることがわかる。
ギヤ比が高い=数値が小さい
ギヤ比を高くする=ギア比をあげる=数値を小さくする
TT01向きでタミヤ純正で代えられるギア比は
ピニオン
19T ノーマル
22T,23T (SP-357)0.6モジュール AVピニオンセット
24T,25T (SP-477)AVピニオン
スパーギヤ
55T,58T (OP665)TT-01スパーギヤ
の組み合わせで、足して80~83の範囲にすれば噛み合う。
ちなみにモーターマウンタの取り付け穴の位置は
80の時垂直(マニュアルで言うA)として、1ごとに反時計回りに45度づつずらして固定する。
つまり82の時には真横(マニュアルでいうC)になる。
以下に基本的なピニオンとスパーのギア比一覧を載せる。
スパー | ||||
ピニオン | 61T | 58T | 55T | 52T |
19T | 8.347 | |||
20T | 7.93 | |||
21T | 7.552 | |||
22T | 7.209 | 6.855 | ||
23T | 6.557 | |||
24T | 6.283 | |||
25T | 6.032 | 5.72 | ||
26T | 5.5 | |||
27T | 5.296 | |||
28T | 2.107 | 4.829 | ||
29T | 4.662 | |||
30T | 4.507 | |||
31T | 4.361 |
自分で自転車をこぐ時のことを考えれば解るが、ギア比が高いと加速が良いかわりにトップスピードが落ちる。
いくら頑張って早くこいでも、一定のスピード以上になると空回りする感じになる。
逆にギア比が低いほどトップスピードは増えるが、当然足にかかる負担が増え、特に初動時に足やギアが壊れる
危険がある。
ラジコンはギアチェンジはできないので、モーターやギアの強度などから適正な値にする必要がある。
特にギア比を低くするときには注意したほうがいい。
高回転のモーターならギア比を低くして高加速とトップスピードを両立するのも手で、逆に高トルクの
モーターならギア比を上げてトップスピードを稼ぐことが出来る。
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