2008年10月8日水曜日

TT01ギア比

ギア比

ラジコンにおける最終ギア比とは、モーターX回転に対してタイヤが何回回るかというものになる。

シャフトドライブの場合、モータにつけるピニオンギアと噛み合うスーパーギアの歯数比率で調整することが出来る。
ギア比は、最終減速比を求めることによって定まるが、ラジコンにはスパーとピニオンのほかにも
ギアが使われているので、ソコでの減速比が最終減速比に影響を与えることになる。
その他の部分の減速比を2次減速比といい、これは一箇所づつシャフトドライブであれば
ベベルギアとリングギアの歯数から、ベルトドライブであればセンタープーリーとデフプーリーの歯数から
ギアの減速比計算をしてもとめるが、他の部分のギア比は基本的には変わらないので、シャーシごとにほぼ定数になる。

ここで、TT01の2次減速比を求めると2.6となり、標準のギアセットなら
最終減速比は 2.6x(61÷19)=8.34となることがわかる。

ギヤ比が高い=数値が小さい
ギヤ比を高くする=ギア比をあげる=数値を小さくする

TT01向きでタミヤ純正で代えられるギア比は
ピニオン
19T ノーマル
22T,23T (SP-357)0.6モジュール AVピニオンセット
24T,25T (SP-477)AVピニオン

スパーギヤ
55T,58T (OP665)TT-01スパーギヤ

の組み合わせで、足して80~83の範囲にすれば噛み合う。
ちなみにモーターマウンタの取り付け穴の位置は
80の時垂直(マニュアルで言うA)として、1ごとに反時計回りに45度づつずらして固定する。
つまり82の時には真横(マニュアルでいうC)になる。

以下に基本的なピニオンとスパーのギア比一覧を載せる。

  スパー
ピニオン 61T 58T 55T 52T
19T 8.347      
20T 7.93      
21T 7.552      
22T 7.209 6.855    
23T   6.557    
24T   6.283    
25T   6.032 5.72  
26T     5.5  
27T     5.296  
28T     2.107 4.829
29T       4.662
30T       4.507
31T       4.361


自分で自転車をこぐ時のことを考えれば解るが、ギア比が高いと加速が良いかわりにトップスピードが落ちる。
いくら頑張って早くこいでも、一定のスピード以上になると空回りする感じになる。

逆にギア比が低いほどトップスピードは増えるが、当然足にかかる負担が増え、特に初動時に足やギアが壊れる
危険がある。

ラジコンはギアチェンジはできないので、モーターやギアの強度などから適正な値にする必要がある。
特にギア比を低くするときには注意したほうがいい。

高回転のモーターならギア比を低くして高加速とトップスピードを両立するのも手で、逆に高トルクの
モーターならギア比を上げてトップスピードを稼ぐことが出来る。

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